« こういう連中を防風林にして、弾よけにして、囲み屏風にして、中で酒盛り宴会、あさましく居直ろうとしているわけだ、菅直人変節内閣は。 | トップページ | 北朝鮮による拉致問題もひどいが、こちらは、自国政府による誘拐、拉致、秘密刑務所送り、拷問、殺戮だ。南米チリ、アルゼンチンの話だが、ここ、日本でも、菅直人裏切り政府は、ある意味、――菅氏の常用句を借りるが――、「ある意味」、こういう恐怖政権に通じる政府なのだ。国民よ、騙されるな! 刮目せよ!  »

2010年8月 4日 (水)

70年代アルゼンチン「左翼狩り」 ―― 孫101人奪還、祖母ら執念 ―― 朝日新聞記事(2010.8.1、4面)

2010.8.4
 数日前の記事だが、パラパラとめくり目に飛び込んで、気になっていた。今日、読み直した。
 記事そのものは、まあ、「ひどい時代があった」、「政治的虐殺の暗い時代があった」ということを思い起こさせる――虐殺犠牲者の孫の消息を洗う動きが活発化しているということを報じることによって思い起こさせる――ものにすぎないのだが(「すぎない」といういい方はよくないが、忙しいから言い換える暇がないが)、話題にちょっとした因縁があるので、記事にとりあげることにした。

2_3

  Photo_4 うん、「因縁」たって大したことじゃなく、Naomi Klein(ナオミ・クライン)のThe Shock Doctrineに書いてあった――能天気人生を過ごしてきたので、初めて知ったこととて、夢中で読んだ――というだけのことなのだがネ。

 まあ、民主党が、党内けじめもつけられず、「鰯の切り身餌の水深30メートル東京湾この時期夜釣り投げ釣り」で釣りあげられて、ドテーッと堤防に転がされて、のたうっている、「70cm、3kg」超大肥満アナゴみたいな(こういうのは、江戸前アナゴとしての寿司ネタとは別種だという)、役立たず、無用、早晩死滅必定、「早く分裂して出直せ」、みたいな状態に陥っているので、政治ネタを書いても面白くないから、あそこらからは逃避だ。

◆◆◆◆◆◆◆◆
      ――以下、"The Shock Doctrine"(ザ・ショック・ドクトリン)から(87ページ以下)――
革命が広がり、人々が失踪する。(The Revolution Spreads, the People Vanish)
 そうこうしているあいだ、次の事例は(*引用者注 ― チリでのピノチェ・クーデタに次ぐ事例)南米のサザンコーン(Southern Coneアルゼンチン、チリ、パラグアイ、ウルグアイ)諸国に生じた。サザンコーンでは、シカゴ学派反革命が急速に広がっていたのである。
 ブラジルはすでに、アメリカ合衆国が支援する臨時軍事政権の支配下にあり、同国出身のフリードマン門下生数名が要職に就いていた。フリードマンは1973 年にブラジルを訪れている。それは、政権の野蛮さが最高潮に達していたときであるが、その際に、同国における経済実験を「奇跡だ」と宣言している(54)。

 ウルグアイでは、1973年に軍がクーデタを起こしており、その翌年に、シカゴ学派政策に踏み出すことを決定していた。しかし、シカゴ大学出身自国人が少ないことから、現政権将軍たちは、シカゴ大学からArnold Harberger(写真はここ )と経済学教授Larry Sjaastadを招聘し、この二人が編成するチームを呼び寄せた。チームの中には、アルゼンチンやチリやブラジル出身のシカゴ大学卒業生らが含まれていた。こういう陣容を呼び寄せて、ウルグアイの税制と経済政策を改革しようとしたのである(55)。同国はそれまで平等主義政策を敷いてきていたが、このシカゴ学派政策導入の影響はすぐに社会に現れた。実質賃金は28%減少し、モンテビデオ市内には、この国の歴史にかつてなかったことだが、浮浪者の群れが溢れるようになった(56)。

 このような実験に加わった次の舞台が、1976年のアルゼンチンである。軍体がイザベル・ペロン(Isabel Peron)から政権を奪った政変だ。
 ということは、次のことを意味する。すなわち、アルゼンチンとチリ、ウルグアイ、ブラジル、――この国々は代表的な開発主義国家として知られていたわけであるが――、これらが、いまや、すべて、アメリカ合衆国が支援する軍事政府によって動かされており、人々の生活が、シカゴ学派経済の実験室となっているということだ。

 ブラジルの、2007年3月に機密文書指定が解除されたばかりの文書によると、――それは(指定解除の時期)アルゼンチン軍事政権の将軍たちが政権の座から降りることになる数週間前のことであるが、クーデター当時、将軍たちはピノチェ(Pinochet)やブラジル臨時政府と接触して、アルゼンチン軍事革命政府がその先踏むべき主要ステップを学んでいったという(57)。

*54.Milton Friedman, "Economic Miracles," Newsweek, January 21, 1974
   ニューズウィーク誌1974.1.21号、「経済の奇跡」
*55Glen Biglaiser, "The Internationalization of Chicago's Economics in Latin America,"Economic Development and Cultural Change 50 (2002):280
   「ラテンアメリカ諸国におけるシカゴ学派経済学の国際的席巻」、「経済発展と文化変容50」
*56.Lawrence Weschler, A miracle, a Universe: Settling Accounts with Tortures(New York: Pantheon Books, 1990), 149
  「奇跡、宇宙 ― 拷問による清算」(Pantheon Books社、1990)
*57.The quotation comes from notes taken by Brazil's ambassador to Argentina at the time, Joao Baptista Pinheiro, Reuters, "Argentine Military Warned Brazil, Chile of '76 coup,"CNN, March 21, 2007.   

 この引用は、当時ブラジルの駐アルゼンチン大使をしていたJoao Baptista Pinheiro氏の手控えからのものである。「アルゼンチン軍が、ブラジルとチリに、1976年クーデターを警告していた」―CNNテレビ、2007.3.21

 時間切れ、ここまで
――続く――

|

« こういう連中を防風林にして、弾よけにして、囲み屏風にして、中で酒盛り宴会、あさましく居直ろうとしているわけだ、菅直人変節内閣は。 | トップページ | 北朝鮮による拉致問題もひどいが、こちらは、自国政府による誘拐、拉致、秘密刑務所送り、拷問、殺戮だ。南米チリ、アルゼンチンの話だが、ここ、日本でも、菅直人裏切り政府は、ある意味、――菅氏の常用句を借りるが――、「ある意味」、こういう恐怖政権に通じる政府なのだ。国民よ、騙されるな! 刮目せよ!  »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549561/49062224

この記事へのトラックバック一覧です: 70年代アルゼンチン「左翼狩り」 ―― 孫101人奪還、祖母ら執念 ―― 朝日新聞記事(2010.8.1、4面):

« こういう連中を防風林にして、弾よけにして、囲み屏風にして、中で酒盛り宴会、あさましく居直ろうとしているわけだ、菅直人変節内閣は。 | トップページ | 北朝鮮による拉致問題もひどいが、こちらは、自国政府による誘拐、拉致、秘密刑務所送り、拷問、殺戮だ。南米チリ、アルゼンチンの話だが、ここ、日本でも、菅直人裏切り政府は、ある意味、――菅氏の常用句を借りるが――、「ある意味」、こういう恐怖政権に通じる政府なのだ。国民よ、騙されるな! 刮目せよ!  »