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2013年11月

2013年11月29日 (金)

米、グアム基地からB-52爆撃機を2機、泣く子も黙る戦略爆撃機だ、ドスの効いた脅しだ。中国ビビるだろ。しかしだ・・・・・・。

2013.11.28
 東シナ海、中国防衛識別圏、アメリカ合衆国はグアムからB-52を飛ばし、尖閣上空を飛行させた。えっ、B-52だぜ(画像)。中国ビビるだろ、「あまりふざけてると、ほんとにやられる」と。

◆◆◆◆◆◆◆◆
 しかしね、
  ――局地型小型原爆を落とすぐらいのことはやるかもしれぬ――
それが怖い。
 メンツの問題があるからね。
 防衛識別網を設定したはいいが、どの国も従わない。アメリカ合衆国は、挑発するかのごとく、B52を飛行させる。
 世界から、「張子の虎」だと嘲笑される。
 軍部がカッカとなって突っ走る。
 「どこどこ」を攻撃せよ。

 アメリカを相手に直接ドンパチやることはせず、怖くてできるはずがないから、それはないが、日本にちょっかい、近距離にある小/中規模都市に、米軍基地所在地でない地域の都市に、局地戦争型小型原爆を落とすぐらいのことはするかもしれぬ。米軍基地のある場所だと、アメリカを瀬戸際に追い込むことになるから、そうでない地域を狙ってね。
 中距離弾道ミサイル(例えば、こんなの)が、目的地まで、――撃ち落とされることなく――、目的地まで飛来し、小型原爆で数十万人が死傷したとする。

 日本は大騒ぎだが、「即刻、中国に報復」といわけにはいかぬ。「自衛のための武力行使」云々教義、「専守防衛」教義に縛られているからだ。第二、題三の攻撃に備えるなどなどの「自衛のための」いわば「非積極的な」軍事行動はとるであろうが、直ちに中国と正面から向き合ってドンパチやりあうということはしない。すなわち、「攻めるが守りなり」として、戦争覚悟で、こちらから攻撃をしかける、攻め込んでいく、つまり、「先制的自衛権」としての攻撃だが、それはしない。
 なぜか。
 専守防衛云々の理屈は措いて、なによりも、中国が怖い。
 うかつに動くと、「やられる」かもしれない。十億超の人口を擁する国だ。数百万人を犠牲にしても「屁でもない」とかかってくることもありうる。そうすると、日本はやられる、交戦が数日間続くと、数百、数千万人が焼け死ぬであろう。

 そこで、アメリカの顔色を見る、「助けてくれるのか」と。アメリカが正面から戦争当事者となって、宣戦布告してかかってくるとなると、中国はなんだかんだと理屈をこさえながら、「停戦」してくるであろうから。

 自国に悲惨な被害を抱えるなかで、て国中が阿鼻叫喚の巷、混乱のるつぼと化しているなかで、「xxxxコロをやっちまえ」、「皆殺しにしろ」というアホ叫び、怒号、「アアー、ウーツ、助けてくれー」呻き、悲鳴、「クソッタレabe、だから、いわないこっちゃないー」、「マッチョ気取り戦争遊びのせいダロ」、「くそ、あれほどいったじゃないか」、恨み、呪い、怨嗟の声。
 「ああ、どうしょう、どうしょう」、
という安倍総理大臣の悲鳴などが渦巻くなかで、似非マッチョばればれ政府は、「アメリカさん、どうなの?」と媚びて問う。

 しかし、ドンパチにアメリカが加担してくれる保障はない、というよりも、まあ、ドンパチの程度にもよるんだが、大がかりな軍事行動に加担する可能性は、まず、100パーセントない。日米安全保障条約というものがあっても、ない。
 地球インフェルノに発展しかねないことにアメリカが手を染めることはない。
 ――「日本国としては、ここは、忍び難きを忍んで、事を収めるべきである」――
 などと理屈をこねて、「冷たく」立ち回る。

 中国はそういうことを見透かしている。
 だから、ババ―ンとやっておいて、さっと身をかわして、「悪かった、悪かった」、「謝罪、謝罪」、「悪かったが、しかし、これ以上問題をエスカレートさせると地獄絵になる、数千万の人が死ぬことになる、地球的、全人類的損失だ。だから、お互いに冷静になり、話し合いで解決しよう」と持ちかけてくる。アメリカは、世界は、国連はそれに乗る。
 それが怖い。

ここで、
 「アメリカを相手に直接ドンパチやることは、怖くて、できるはずがない」というと、反論が出るかもしれない。
 中国は水爆をいくつも保有しているし、アメリカ合衆国まで届くICBM(大陸間弾道弾ミサイル)も(例えば、コレとかコレ )、中距離弾道弾ミサイルも(コレ)いっぱい持っているし、空母もある(こんなの)、アメリカと対等だ、だから、ビビるなんてことはないという反論が。
 しかし、「ダーメ、まだまだ」だろう。
 アメリカが本気で怒ると中国はビビるよ、推測だけど。軍事力に圧倒的な差がある。戦略的原潜展開、戦略防衛構想(Strategic Defense Initiative、SDI、スターウォーズ計画)などなど。
 戦闘機/爆撃機交戦では、中国vs米国なんて、ガリバーを相手にする小人みたいな関係であろうし(B-2ステルス戦略爆撃機なんて怪物もいるんだぜ)、ICBMなどアメリカめがけて飛んでくる原水爆ミサイルの類は、ことごとく撃ち落とされるのではないか。
   
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■The Daily Beast、2013年11月27日
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B52

B522                     (↑記事の部分画像)

U.S. Uses B-52 Bombers to Brush Back Chinese Expansion
 By Nico Hines
 November 27th 201311:08 am


アメリカ合衆国は、B-52爆撃機を使って、増長中国にビンボールを投げた。
 Nico Hines記者
 2013.11.27


Beijing is furious that two American bomber planes flew over disputed airspace this week-a show of solidarity with Japan. How far will the war of words escalate?

The United States confronted Chinese territorial aggression Tuesday by flying a pair of B-52 bombers directly through airspace Beijing had tried to impose control over at the weekend.
   .....................................................
   ...................................................

The provocative American flights underlined Washington's determination to stand by Japan amid simmering regional tensions. The allies, along with Taiwan and South Korea, have publicly rejected China's attempt to unilaterally impose control over the area.

Caroline Kennedy, the U.S. ambassador in Tokyo, criticized China for undermining regional security in a speech on Wednesday. "The Japanese can see every day that America is here for them as a partner in the defense of Japan," she said.


北京は、今週アメリカ合衆国の爆撃機が紛争地域上空を飛行したことについて――それは日本国との連帯意識を示す見せ物として行われたものだが、そのことに対して激怒している。論戦はどこまでエスカレートするのだろうか。

 アメリカ合衆国は、火曜日、先週末に北京政府が制御措置を押しつけようと画策してきた航空地域をB-52爆撃機2機で真っ直ぐ飛び抜けることによって、中国によるこの不当な領土問題侵害に対決した。

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        --------------------

 アメリカによるこの刺激的な飛行は、紛争がくすぶっている地域緊張の真っただ中で「日本を支援するぞ」というワシントンの決意を裏付けるものである。
 
 東京のアメリカ合衆国大使、
キャロライン・ケネディは、水曜日の談話において、中国を、地域の安全問題を損なうものであると非難した。
 「
日本の国民としては、日本の国防におけるパートナーとしてアメリカ合衆国が控えているということを毎日想い浮かべてもらっていい」、
 大使はこう語っている。

―――以下、概ね、次のようなことが書いてある(
記事英語原文は省略)――

  交戦的な声明を発しているものの、中国は、アメリカ合衆国のB52爆撃機が上空を通過した際に阻止する行動は何もとらなかった。中国によると、当該爆撃機が地域を飛び抜けた際にそれを探知して、2時間余のいだ監視していたのだという。
 中国にはその空中域を防衛する能力がないのではないか。外務省報道官はこの疑いを否定している。「北京政府は国家の主権と安全を守る意思と能力を持っている」、「東シナ海防空識別圏を実効的に運用していく能力も有している」。
 Qin Gang報道官はこう述べている。

この防空識別圏措置は、先週末に発表された。過般、尖閣諸島を半国有化すると日本政府が発表して国際政治分析者連中を驚かしたが、それから一年余も経た時期の出来事である。Jen Psakアメリカi国務省報道官によると、中国は当該諸島の日本による実効支配を自国の制御に変えなければならないと扇動してきているようにみえたという。
 「中国のこの行動は、地域の緊張を高め、見込み違い、対決、不測事故のリスクを高めるものだ」、
 報道官はそう語っている。

 保守的シンクタンク、「ヘリテージ財団」(Heritage Foundation)の国際政治分析者 Dean Chengによれば、このB-52飛行は、アメリカ合衆国が筋肉柔軟体操をやっていることの確たる徴候であるとし、「ワシントン政府が反応じた事実、かくまで強く応じたという事実は、北京と対決していくという極めて明確な態度を示したことになる。すなわち、
 『いいかい、判断に迷っているようならいっておくが、こちらが日本の同盟国であるという場合には、こちらは真剣だ。なめてかかっちゃいかんぞ』」
 と述べたことになる。
 Cheng氏はそう語った。

 他方、ある国防省報道官は、そのような攻撃的態度に出たものではないと否定している。政府関係者らは、グアム基地からの飛行は以前から計画していた軍事訓練の一環として行ったものだと強調している。USS George Washington(USSジョージ・ワシントン)空母の参加している米日合同海上軍事訓練も、当該地域の東側海域で、沖縄島の近くで続いている。

 Joe Biden副大統領が来週中国と日本を訪問する予定になっている。

 日本の商業航空機は、すでに中国当局に身元報告をせずに当該防衛圏を飛行している。しかしオーストラリアや韓国などは、自国の航空会社に対して、新規則に従うように指示している。

 オーストラリア政府は、その国営航空たるカンタス航空に対して北京にフライト・プランを提出するように勧告しているが、同国の政治家たちは、中国のこの空中制御主張を拒否しており、中国大使を呼んで、抜き打ちの一方的な企てへの懸念を述べている。
 「中国発表のタイミングと態度は、当該地域で起きている現状の緊張関係と照らし合わせると非協力的なものであり、地域の安定に寄与するものではない」。
 オーストラリア外務大臣Julie Bishopは、こう述べている。

 中国の学者たちは、自国当局へのこのような違反を北京政府が長く放置することはないだろうと述べている。
 「アメリカ合衆国がこのような飛行をこの先二、三度続けるなら、中国としては対抗せざるをえなくなる。ことばだけで対抗することしかできないようなら、それは屈辱である」。
 北京のTsinghua大学教授、Sun Zheは、ロイターにこう語り、続けていう。
 「張子の虎といわれることを、非常に嫌うのです」と。


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[↑記事画像、記事中の白抜き画像]
"If the United States conducts two or three more flights like this, China will be forced to respond."
 アメリカがこのような飛行をこの先二、三度続けるなら、中国としては対抗せざるをえなくなる。

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            「虚勢を張っているだけ」 ― ぬかせ!!、いくぞ。ドドーン。
Photo                                (張子の虎、画像はコから)

[B-2ステルス爆撃機]
 怖いね。エイという魚がいるが(画像)、それが、牙をちらっと見せながらニヤッと笑っている姿のようだ。

B2                                  (Wikipediaから)

―― 完 ――

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2013年11月26日 (火)

「中国の行為に深く憂慮」 、国務長官ジョン・ケネディ(John Kennedy)がこう弁じた。ウン? ウン? ウン?、what??? ― 中国防衛識別圏設置に関してのことだが、「ジョン・ケネディ」って誰だ、墓から出てきたのかい、故大統領が。MailOnlineの特ダネかい。

2013.11.25
 Mail Online紙2013.11.25記事だが、「ギョッ」っとさせて売上を伸ばすための高等戦術かい、それとも、単なるお粗末ミス、単純ミス、書き間違い、それならまことにお粗末だが、それかい。       
 
◆◆◆◆◆◆◆◆
 記事見出しをパッと目で追って、ギョッとしたね。
      ――ギヨテとは俺のことかとゲーテ言い――
 "John Kennedy"、ジョン・ケネディって書いてある。
 え、なんのこっちゃ。

  ――深く憂慮する――

 中国が「防空識別圏」とやらの設置を安倍日本にぶちかましたことについて、ケネディ大統領が墓の中から 「深く憂慮」する(非常に遺憾,強い懸念)と述べたというのだ。

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・China issued a set of rules on Saturday which say all aircraft must notify them and are subject to emergency military measures if they do not.
・But Japanese premier Shinzo Abe said the measures violate the freedom to fly above open sea, a general principle under the international law..

・And on Saturday US Secretary of State John Kennedy said America is deeply concerned' about China's action.

・土曜日、
国務長官John Kennedyは、「アメリカは、中国のこの行動について、非常に憂慮している」と述べた。

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 "John Kennedy"って、誰だ?
  ケネディ(大統領)の孫かい、甥かい、そんなのがいるのかい、国務長官、Secretary of Stateてかっ、こないだまでクリントンのカアチャンがやっていた職だが、その後、誰が就任したんだったけな、ケネディなんかじゃない・・・そう、ケリーだ。
 この新聞、何を言ってんだい、どうかしたのかい。

Photo              (↑"John Kennedy"て書いてある)

Mail Online
China hits out at 'irresponsible' U.S. for taking sides and making 'inappropriate remarks' about its Senkaku Islands territorial dispute with Japan

・China issued a set of rules on Saturday which say all aircraft must notify them and are subject to emergency military measures if they do not
・But Japanese premier Shinzo Abe said the measures violate the freedom to fly above open sea, a general principle under the international law
・And on Saturday US
Secretary of State John Kennedy said America is is 'deeply concerned' about China's action

 
中国は、日本との尖閣列島を巡る領土問題論争に関して、アメリカ合衆国が日本の肩を持ち、「不適切な所見」を述べたことについて、「無責任」な言動だとしてアメリカ合衆国を強く避難した。

・中国は土曜日、すべての航空機が中国当局に対して通知しなければならず、従わなかった場合にはその航空機は緊急軍事行動対処の対象になるという一連の規則を制定し、公表した。
・これに対し、日本国総理大臣安倍晋三は、中国が講じたこの施策は、公海上空は自由に飛行できるという権利、国際法上の一般原理を侵害するものであると述べた。
・そして土曜日、
国務長官ジョン・ケネディ(John Kennedy)は、「アメリカは、中国のこの行動について、非常に憂慮している」と述べた。

Francesca Infante記者
 2013年11月25日

 ――↑以上、見出し部分。↓以下、記者名と日付を経て記事本文が続く。

By Francesca Infante

  PUBLISHED: 09:42 GMT, 25 November 2013 | UPDATED: 10:05 GMT, 25 November 2013

 China's Foreign Ministry says has complained to the United States over its 'irresponsible remarks' about the territorial dispute with Japan over islands in the East China Sea.

China's Defense Ministry also called Japan's objections to its East China Sea Air Defense Identification Zone 'absolutely groundless and unacceptable' and said it had made solemn representations to the Japanese Embassy in Beijing

But the remarks come as the latest in a continuing war of words over the air space of the disputed Senkaku islands which has seen Japanese Prime Minister Shinzo Abe brand China's plans unenforceable and dangerous.
Dispute: Uotsuri Island is one of the five uninhabited islands at the centre of an increasingly hostile debate between Japan and China who both claim them

Abe told a parliamentary session that China's declaration of an air defense identification zone alters the state of affairs in the East China Sea and escalates a tense situation.
He said: 'The measures by the Chinese side have no validity whatsoever for Japan, and we demand China revoke any measures that could infringe upon the freedom of flight in international airspace.
'It can invite an unexpected occurrence and it is a very dangerous thing as well.'

On Saturday, Beijing issued a map of the zone and a set of rules which say all aircraft must notify Chinese authorities and are subject to emergency military measures if they do not identify themselves or obey Beijing's orders.


Abe said the measures one-sidedly impose rules set by the Chinese military on all flights in the zone, and violate the freedom to fly above open sea, a general principle under the international law.

Abe also slammed China for showing the disputed islands, called Senkaku in Japanese and Diaoyu in Chinese, as Chinese territory in the zone.

Since taking office almost a year ago, Abe has been spearheading a move to step up Japan's defense capability, citing threats from China's growing maritime and military presence in the region. Japan has had a similar zone since the 1960s.
Violation: Japanese premier Shinzo Abe said the measures violate the freedom to fly above open sea, a general principle under the international law

                    ――中略――

In a statement on Sunday Chinese foreign Ministry spokesman Qin Gang said that the zone's aim is to defend China's sovereignty and the security of its airspace and land.

He said it is not aimed at any country and it does not affect freedom of overflight.

But the move has not gone down well over seas and both U.S. Secretary of State John Kerry and Secretary of Defense Chuck Hagel have said the U.S. is 'deeply concerned' about China's action.

In a statement on Saturday Mr Kerry said: 'This unilateral action constitutes an attempt to change the status quo in the East China Sea

Escalatory action will only increase tensions in the region and create risks of an incident.'


Qin said China told U.S. Ambassador Gary Locke on Sunday that the U.S. should 'correct its mistakes and stop making irresponsible remarks on China.'

Defense Ministry spokesman Yang Yujun said the ministry had complained to the U.S. Embassy's military attache on Sunday evening.

                   ――以下省略――

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No2_2                     ↑2013.11.25のMailOnline紙記事。冒頭部に掲げた画像からのこのように続く。

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記事全体の日本語訳(粗訳)

[見出し]
 中国は、日本との尖閣列島を巡る領土問題論争について、アメリカ合衆国が日本の肩を持ち、「不適切な所見」を述べたことについて、「無責任」な言動だとしてアメリカ合衆国を強く避難した。

・中国は土曜日、すべての航空機が中国当局に対して通知しなければならず、従わなかった場合にはその航空機は緊急軍事行動対処の対象になるという規則を制定し、公表した。
・これに対して日本国総理大臣安倍晋三は、中国が講じたこの措置は、「公海上空は自由に飛行できるという権利、国際法上の一般原理」を侵害するものであると述べた。
・そして土曜日、国務長官
ジョン・ケネディ(John Kennedy)は、「アメリカは、中国のこの行動について、非常に憂慮している」と述べた。

[本文]

 中国外務大臣は、東シナ海の列島に関して自国と日本とのあいだに起きている領土問題紛争についてアメリカ合衆国が無責任な所見を発表したことにつき、同国に対して抗議したと述べた。
 同じく中国国防大臣は、同国が設定した東シナ海防空識別圏に対する日本の異議申し立てについて、「全く根拠のないもので到底受け容れられない」ものだと論じ、北京の日本大使館に厳粛に抗議したと述べた。

 しかし争われている尖閣諸島の上空を巡って続いている「ことばの戦争」のなかで、――日本国総理大臣安倍晋三は、「例によっての中国一流の行動であり、国際法上の強行性も認められず、危険なものだ」、とすでに述べているのだが――最終的な所見表明があった。
 安倍は国会答弁のなかで、中国が防空識別圏を宣告したことは、東シナ海を巡る諸問題の状態を変えるものであり、緊張状態にある状況をエスカレートさせるものであると述べた。

 「中国側が講じた処置は日本には一切効力はなく、我々は、中国に対して、国際上空における航空の自由を侵害するおそれのあるいかなる処置をも廃止するように要求する」。
「不測の事態を引き起こすことがあり、非常に危険なことである」。
 安倍はこう述べた。

 この土曜日、中国は航空領域地図を発表するとともに、すべての航空機は中国当局に通知しなければならず、自らの身元識別をしなかったり中国の命令に従わない場合には緊急軍事措置の対象になるとする規則を発表した。
 安倍は、この措置は中国軍部が制定した規則を、圏内を飛行するすべての航空機に対して一方的に課すもので、公海上の上空を飛行する自由、国際法上認められている一般原則を侵害するものであると語った。
 また、安倍は日本語で尖閣列島と呼ぶ列島を中国側が自国の領土として示していることについてピシャリとはねつけた。中国語ではこの諸島をDiaoyuと呼んでいる。

 約一年前に内閣総理大臣の椅子に座って以来、安倍は、この地域において中国の陸海軍の存在がますます増大していることからくる脅威を言いたてて、日本の防衛力の増大に向けて、一点集中的に動いてきている。
 日本も1960年代から、同様の識別圏を設けている。


 韓国もまた、本日この中国防空識別圏について抗議した。この圏には、韓国が実効支配している水中岩塊が含まれているが、中国は自国の領土だと主張している。
 軍関係者によると、韓国国防相はソウル駐在中国大使館武官を呼んで、当該防空識別圏は中国が一方的に引いたものであり、認められないと申し入れたとされる。
 国防相スポークスマンKim Min-sockは、当該地域における韓国のコントロールが変わることはなく、自国の航空機が圏内を通過する際に、中国に通知することはないと語っっている。

 土曜日の声明のなかで、中国外務省スポークスマン、Qin Gangは、圏の目的は中国の主権を守るためであり、領土上空と領土の安全をはかるためであると述べた。
 いかなる国家を狙うものでもなく、上空航空の自由を害するものではないと述べている。
 しかし、動きは海の向こう側には上手く作用せず、国務長官ジョン・ケリー(John Kerry)と国防長官チャック・ヘイゲル(Chuck Hagel)の両者は、共に、「アメリカ合衆国は中国の行動に深く憂慮している」と述べている。
 土曜日の声明において、ケリー氏は、次のように述べている。
 「この一方的な行為は東シナ海における現状を変える企てだといわなければならない」、
 「問題をエスカレートさせるような行為には、この地域の緊張を増大させ事件のリスクを生みだす効果しかない。

 Qinスポークスマンは、中国政府がアメリカ合衆国大使Gray Lockeに対して、アメリカ合衆国は誤りを正すとともに、中国に対して無責任な所見を表明することを止めなければならないと伝えたと語った。
 国防相スポークスマンYang Yujunは、国防相が土曜の夜、アメリカ合衆国大使館武官に抗議したと語っている。

 アメリカ合衆国は、この諸島の領土権をどの国が有しているかという問題については見解を控えてきているが、日本国の行政管理下にあることを認めている。

近年の経済力、軍事力の上昇につれ、中国は海上問題についての主張を激化させてきている。
中国はこの諸島への領土権を、数百年前に遡って主張している。

 しかし、日本は次のように主張している。
 すなわち、1885年の当該諸島の調査において、中国による支配の形跡は存在しなかった。その結果として、1895年に公式に日本国の領土として認識した。
 そのうえで1932年に当初からの定住者に諸島を売り渡した。

 第二次世界大戦終了時、1945年の日本国の敗戦により、諸島は連合国の支配するところとなり、アメリカ合衆国占領軍が運営管理した。
 1972年に、アメリカ合衆国政府は、沖縄返還の一環として日本国に諸島を返還した。

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[画像説明]
 紛争 ― 魚釣島は、日本と中国の双方が領土権を主張している五つの無人島、ますます敵対性を増している論争の的である五つの無人島の、一つである。

[画像説明]
 侵害 ― 日本国総理大臣安倍晋三は、この措置は公海上の上空を飛行する自由、国際法上認められている一般原則を侵害するものであると語った。

[画像説明]
Warning: US Secretary of State John Kerry speaks to journalists in Bali. China has warned the U.S. to stay out of territorial dispute with Japan over South China Sea. 
警告 ― アメリカ合衆国国務長官ジョン・ケリー氏、バリ島で記者団に語る。
中国は、南シナ海での日本との領土問題紛争について、アメリカ合衆国は口を挟むなと警告してきた。------------------------------------

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 「ケネディ大統領逝去50周年」だとして世界が沸いている、まあ、西側諸国というか、「関連世界」のことだけど。
  だから、Kennedy騒ぎにかこつけてのことかい。
 Jhon KerryJohn Kennedyとしたのは。
   わざと間違えたふりをして、そうしたのは。
 「ギョッ」とさせようとの高等戦術かい。

  話の方向は少し逸れるけど、笑っちゃったね、え「お笑い」だぜ。
 「ケネディ暗殺50周年記念」なんていっている報道陣というか報道者がかなりいたことだ。
 JFKの暗殺が、祝うべき、記念すべき偉大事業だった。こういうことだよな、「暗殺50周年記念」って。
 

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2013年11月 9日 (土)

エルロイ(James Ellroy)が手痛いミス ― Mackinlay Kantorの1948作品"Midnight Lace"を1960年同名映画"Midnight Lace"の原作だと解説している、これ、大きな誤り。

2013.11.9
 エルロイ(James Ellroy)が手痛いミス。
 Mackinlay Kantor(マッキンレイ・カンター)の1948作品"Midnight Lace"を1960年同名映画の原作だと解説しているが、これ違うんだよね、大きな誤り。
 専門家たる「作家」としての、すなわち、「この小説はコレコレに映画化云々」、あるいは、「この映画は、コレコレの小説を原作とするもので云々」を論じる場合には、作家たるもの、その真偽に細心の注意持って臨むはずであると期待されているのだが、そういう人種としての、さらには、輪をかけて、撰集編者としての、より一層の精密注意が要求される「編集者」としてのミスだからね、痛いぜ!!!
 「ろくに調査もしていないのか」、こう非難される。
 暗黒小説撰集The Bst American Noir of the Century2010, Houghton Mifflin Harcourt Publishing Company )においてのことだ(題名は、「今世紀暗黒小説傑作集」の意 )。

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一、本論
1.作者紹介文
 ジェイムズ・エルロイ(James Ellroy)がこの撰集(→見よ)の編集者となっており(*1)、そこに、Mackinlay Kantor(マッキンレイ・カンター)という作者の"Gun Crazy"(1940)(*2)という作品が収録されている。
 この撰集では、各収録作品の前置きとして、編集者が1ページを割いて、作者の経歴や作品列挙などの人物紹介をしている。
 その紹介欄で次のように述べている(↓下の画像の"Mariner Books edition 2011"、45ページ)。
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His most famous crime novel is Midnight Lace(1948), the suspenseful tale of a young woman terrorized by an anonymous telephone caller, it was filmed twelve years later, starring Doris Day and Rex Harrsion.

 当人(Kantor)の最も有名な犯罪小説は、Midnight Lace(1948)である。若い女性が、誰だかわからない相手からかかってくる電話で恐怖に圧倒される、というサスペンスに満ちた物語で、12年後に映画化された。ドリス・デイとレックス・ハリソンが主演している。    
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Photo_2
                                (Mariner Books edition 2011: ISBN 978-0-547-57744-9)


2.映画
Midnight_lace_poster_2  言及されている映画は、1960年のアメリカ映画、Midnight Lace(邦題、「誰かが狙っている」)というものである。
 その内容、粗筋についてはココ(映画.com、「誰かが狙っている )を見てもらいたいが、要は、エルロイ解説にあるように、サスペンス物語である。舞台はイギリス。主役は同国人(レックス・ハリソン)と結婚したアメリカ人新婚妻(ドリス・デイ)、莫大な遺産の相続予定者。これが怯える。名乗らぬ相手からの電話による殺害脅迫、ビルの屋上からの鉄材落下、エレベーター閉じ込め、背中を押されてバスに惹かれそうになるなどなど。

 しかし、この映画は、同名ではあるが、Mackinlay Kantor1948年小説とはまったく関係のないものだとされている。原作は、Janet Greenという劇作家による"Matilda Shouted Fire (「アマチルダは火事だと叫んだ」)という劇脚本(*3)だという。
 右の画像は原ポスターとしてWikipedia記事に掲げられているものだが、画像の下に次のように記されている。
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Written by Ivan Goff and Ben Roberts.
Based on play Matilda Shouted Fire by Janet Green.

原作 ― ジャネット・グリーンの脚本、「マチルダは火事だと叫んだ」
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 だとすると、エルロイは大きなミスを犯したことになる。

3.ほんとにミスか
 しかし、最初、この齟齬に気付いたとき、「待てよ」と考えた。
 ――<<<当人は職業作家である。原作問題を論じる場合には、神経をとがらせ、最新の注意を以って臨む人種である。しかも、撰集編者として搭載作品作者の紹介文を書いているのだ、こんな重大な誤りを犯すはずがない。しかも、しかも、エルロイは膨大な量のデータ調査を駆使しての作品作りで知られる作家、秀でたデータ調査で定評のある作家である。そのような者においてをやだ。
 だから、Kantor小説を原作とみる余地もあるんじゃないか。エルロイは独自説を立てたのではないか、変わり物作家だとされていることでもあるし。Green脚本のことは一応措いて、このKantor小説も、映画プロットと類似点を含むサスペンス物語なのではないのか>>>――
 こう考えたわけだ。

 そこで、小説の内容を知ろうとネットを探した。
 あった、苦労したけど、あった。KIRKUSというwebページにこの小説の書評が載っていた。
 残念ながら、映画とはまったく異質内容のもののようだ。
 要約すると次のごとし。

[マッキンレイ・カンターの1948年小説、Midnight Lace] 
 主人公はシカゴ出身の怪しげな出自の娘。これが、手遅れにならないうちになんとか将来の安心を確保しようと画策する。架空の優雅な出自を騙り、無邪気な娘の振りをしてあれこれと動く。一方の手で金鉱掘りをし、他方で町一番の独身男をモノにする。
 どのよう出自を考えつくか、どのように動くか、奇想天外という要素がおもしろさの中心であるが、地方政治ボスの悪だくみの犠牲になるなどの話題もからむ。
 1911年という時代とアイオワ州の小さな町という状況設定が風味を添える。
    小説はWoman's Home Companion誌(1873 - 1957のアメリカ月刊誌)(画像)に連載された。

 こうなると、エルロイの記述が誤りであることは、疑う余地のないものとなる。
 エルロイは、一般に出回っている作家/作品一覧データベースのような資料を参考にして紹介文を書いたのであろう。記述内容をそのまま転写して。実物は読んでいない。よって、誤りを認識していなかった(出版後に気付いたかどうかは知らない)。

4.エルロイは責められるべきか。  
 撰集掲載作家の紹介文において、「当人にはこういう作品がある」などとして作品群に言及する場合、それを実際に読んだうえのことでなければならない。
 一般的には、こんなことはいえない、そこまでは望めない。数十人の、数千もの作品があるのだから。
 しかし、例えば、「内容はこうだ」、などと特定的に言及する作品については、既存の外部資料を転載する場合でも、少なくとも実物にざっと目を通すぐらいのことはすべきであろう。
すなわち、次のように書いているのである。
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 当人(Kantor)の最も有名な犯罪小説は、Midnight Lace(1948)である。若い女性が誰だかわからない相手からかかってくる電話で恐怖に圧倒されるというサスペンスに満ちた物語で、12年後に映画化された。ドリス・デイとレックス・ハリソンが主演している。  
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 参照した資料を鵜呑みにしたのであろうが、正確性を信用したのであろうが、運が悪かった。 

5.誤りを指摘するネット記事

 エルロイには言及していないが、この「小説―映画」の関係に関する誤りを指摘している記事があった。
  "MacKINLAY KANTOR AND THE POLICE NOVEL" (by John Apostolou)
       (「マッキンレイ・カンターと警察小説」)
 「ミステリー作家がピューリッツアー章を獲得したことはないが、受賞者のうち何人かはミステリーを書いている――中略――その一人がマッキンレイ・カンターである」――このような書き出しで始まる記事で、その中に次のような節がある。

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Some errors about Kantor's work have crept into mystery reference books. Diversey, his first novel, is erroneously called a crime novel about Chicago gangsters. The gangster characters play a small part in the book, which is clearly not a crime novel. Kantor's novel Midnight Lace has also been incorrectly labeled a crime novel because it has the same title as a 1960 thriller movie, which starred Doris Day. But there is absolutely no connection between Kantor's book and the film MIDNIGHT LACE. The film is based on a play by Janet Green.

  カンターの作品について、ミステリー小説資料集(
参考書)に、いくつか誤りが浸透している。その第一作小説、Diverseyについて、シカゴのギャング群を描いた犯罪小説だと解説されているが、誤りである(*4)。この本では、ギャング特性はわずかの位置しか占めていない。本が犯罪小説ではないことは明白である。
 小説Midnight Laceについても、ずっと、犯罪小説であるとして誤りのレッテルが貼られている。1960年スリラー映画と、それはドリス・デイ主演の映画だが、それと同じ題名であることが、誤りの起きた原因となっている。同じ題であるが、カンター作品と映画"Midnight Lace"との間には、結びつきは、全くない。映画は、Janet Greenによる劇脚本を原作とするものである。
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*1.名目上は共同編集、すなわち、"The Best American"シリーズの元来の胴元編集者、Otto Penzlerとの共同編集となっているが 、実質的には客員編集者としてのエルロイに采配を委ねているものと推測する。

*2.映画化されており、その邦題は「拳銃魔」となっている。

*3.この劇脚本の内容を知ろうとネット調査したが、叶わなかった。
 
Dramatist's Play Service社というところから出版されている1961出版本の広告は出ているが(例えばココ)、内容を記したページは見当たらない。同じ社から、題名を"Murder, My Sweet Matilda"と変えて2011年12月1日にペイパーバック本が発売されているのだが--(Murder, My Sweet Matilda (Formerly listed as MATILDA SHOUTED FIRE)--、内容は掴めない(ココ)
 [追記] 粗筋を書いているページが見つかった!! 下に、稿を改めて記す(「項目6」)。


*4.エルロイは所与の作者紹介文において、この点についても、この「誤り」を書いている。
He wrote numerous crime stories, as well as several novels in the genre, such as Diversey(1928), about Chicago gangsters.....
(上掲書45ページ)

6.演劇、Murder, My Sweet Matilda(「マチルダは火事だと叫んだ」)の粗筋
Photo  神経過敏な若い女性、レスリー(Lesley)に、「お前を殺す」という謎の脅迫電話がかかってくるようになる。当人は幼いころに嘘をつくことで知られていた子どもであったために、その中年の夫も、性悪の叔母も、訴えを信じようとしない。しかし、電話はかかり続け、遂には、自宅に、不吉な様相の見知らぬ男が訪ねてくる。
 劇は急速に動き、疑わしい犯人候補を大勢抱えたまま、クライマックスに達する。
 しかし、驚き、驚き!
  殺そうとはかったのは夫だった。
 夫は金目当てでレスリーと結婚したのだった。父親の事業から得られる予定になっている金を目当てに。さらには、レスリーの最も親しい友人女性と秘密の関係をもつに至っていた。
 最後まで謎解きが残り、緊張が高まる。
――以下省略――

        (このwebページで掲げている劇批評新聞記事画像から。1968年10月4、5日に英国WatfordのSt Michel's Hallで公演された劇についての、West Herts Postという新聞紙上の劇批評)

二、このミスに気付いたいきさつ
(1)上述の"Gun Crazy"、暗黒小説撰集The Bst American Noir of the Centuryに収録されている一編だが、その冒頭に置かれている「作者紹介」を読んでいて、同じ作者、Mackinlay Kantorによる1948年小説"Midnight Lace"が1960年のドリス・デイ主演映画になっているというくだりを(↑上掲)、「ふーん、あ、そう」と読み流した。
 まあ、「読み流したと」いっても、記憶に残るか残らないかという微妙な状態だったんだね、後から考えると。

(2)その後しばらくして、MailOnline紙の記事、「91歳になるドリス・デイが云々」の記事を目にした。その記事に、「39本の映画を残してハリウッドを引退した」というくだりがあった。
 ウン? 映画、そういえば、エルロイの全集に、なんか出ていたな、映画化、ドリス・デイ主演の映画になった、どうのこうのって・・・。

(3)そこで、撰集を行きつ戻りつ、ペラペラめくりながら調べて、それがMackinlay KantorのMidnight Laceという掲載小説であることを探し出し、どのような映画なのかを知るためにWikipediaにあたった。
 ウン? ? ? そうしたら、原作として別作品が記されていた。

三、MailOnline紙記事
 上で触れたドリス・デイ記事について2回にわたってブログ記事を載せているので、暇があれば覗いてやって(2013.10.312013.11.5)。

 この新聞記事をブログ題材にとりあげたのは、この人のファンだとかなんとか、そういうことからではない。次のようなことから、なんとなく記事としてとりあげる気になったのである。
(1)ジャズ・スタンダード"Love Me or Leave Me"について記事を書いた際に、関連映画化作品として、この女優の主演映画(Love Me or Leave Me、邦題「情慾の悪魔)について触れた(2010.12.16記事)。
(2)上記MailOnline記事に、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)が絡む事項が書かれていた。マッカートニーについては、以前の記事で触れたことがあった("I'm Gonna Sit Right Down and Write Myself a Letter"、 "Kisses on the Bottom")(2012.2.17記事)。
(3)この、マッキンレイ・カンター1948作品"Midnight Lace"とドリス・デイ主演1960年映画との「原作-映画化」誤りを発見したこと。

 ――だけど、後でえらく後悔するはめになった。
 ジャンク記事なんだよな。91歳って、実際には、89歳だっつーじゃないか。他にも、ブログ記事を書くにあたっていろいろ調べてみると、真偽の疑わしい内容がいっぱいある。
 こんな題材とりあげなきゃよかった、こんな記事(当ブログ記事)書かなきゃよかった、と臍(ほぞ)を噛んだ。

四、問題の映画の「予告編」がYouTubeに出ていたので掲げておく。
   「予告編」って、1960年当時、53年前のことなんだけどね、ハハ。 
■All Vintage Films - Midnight Lace (1960) Trailer

 

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2013年11月 5日 (火)

ドリス・デイ(Doris Day)の齢を、2つも鯖を読んで91歳だと報じる英国有力紙、MailOnline、何か魂胆があってのことか。

2013.11.5
 ドリス・デイ(Doris Day)の年齢は89歳7ヶ月のはずなのに、MaiOnlineが紙が最近の記事で二度にわたって(2013.10.142013.10.25、姉妹記事)、91歳であると報じている。
 前回(2013.10.31)に続き、もう一度「Doris Day MailOnline記事」を取り上げる。

◆◆◆◆◆◆◆◆
(イ) Wikipediaによればデイの生年月日は1924年4月3日だとされている。これでいけば、現在89歳7ヶ月である。あれこれとあたって精査確認したわけではないが、Wikiが示しているこのデータは正確なもの、一般的に通用しているものとしてよいであろう。
 それなのに、二度の記事において、91歳だとしている。

(ロ)「うっかり勘違いした」という単純ミスによるものとは思えない。なぜならば、最終掲載原稿としてOKが出る前に、数次の編集/推敲/データ・チェック/誤字脱字チェックという課程を経るはずだから、人物描写における最も基本的なデータである年齢が誤ったまま見逃されるということは、まず考えられないからである。しかも、記事の内容は、「現在91歳という超高齢に達したドリス・デイが云々」として、「91歳」という点にかなりの焦点を当てた内容のものである。だから、必ずチェックが入る要素である。
 さらには、別々の記者による別々の記事において、――同じ題材を扱った姉妹記事だが――、二度とも「91歳」だとしている。

(ハ) だとすると、同紙が独自に、「正しい」生年月日を、「隠れた真実」を掴んだのであろうか。
 いや、それもない。そんな「大スクープ大騒ぎ」はしていない。両記事は一種のスクープ記事、40年余にわたってドリス・デイに仕えてきた元使用人がこの伝説的大女優について世に知られざる事項を語るというスクープ記事なのだが、「正しい生年月日を暴露する」という騒ぎ方はしていない。「91歳」を強調はしているけれども、そういう面からのことではない。
 やはり、単純ミスか。そうだとすれば「お粗末極まりない」が。
 お粗末極まりないうえに、後続記事もそれを繰り返しているのだから、お粗末もお粗末、低質なジャンク記事、ダメ新聞といういうことになる。、

(二)ややこしいことには、「91歳」としながら、記事中には、上記の一般通用生年月日に基づいて年齢計算をしている箇所がある。すなわち、2013.10.25記事には、「1968年にハリウッドを引退したとき、まだ44歳だった」というくだりがある。
 だから、やはり単純ミスなのか。
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  記事の内容については、当ブログ2013.10.31記事を参照されたい。

◆◆◆◆◆◆◆◆
 わけのわからない記事だ。
 ある事情から、この新聞記事を ブログ題材に取り上げたのだが、どうも後味が悪い。この年齢の点以外にも、一般的認識から離れた「独善的断言」、興味を惹かんがための「誇張」みたいな要素が点在している。そういうことには、ブログ記事を載せた後から気付いたのだが、しなきゃよかったと後悔している。

{2013.11.13追記]
   「ある事情」――2013.11.9記事で書いたのでそこを参照されたい。

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