音楽

2012年4月16日 (月)

♪ウェンロックとマンデビル(Wenlock & Mandeville)、ロンドン2012(オリンピック/パラリンピック)公式マスコット。その映画、レインボー三部作 ― 「虹の中から」、「虹の冒険」、「虹の救出」(Rainbow Trilogy: Out of Rainbow, Adventures on a Rainbow, Rainbow Rescue)

2012.4.16
  レインボー三部作 ― 「虹の中から」、「虹の冒険」、「虹の救出」
  Rainbow Trilogy: Out of Rainbow, Adventures on a Rainbow, Rainbow Rescue; London 2012 Mascots Film; Wenlock amd Mandeville.

 ロンドン・オリンピックが近づいてきているが、以前の記事でそのマスコットに関するYouTubeを掲げたことがある。2010年5月、ちょうど2年前、マスコット構想が固まり、その紹介/PR映画が制作されて、YouTubeの場にその紹介ビデオが現れたのであった。

1  Wenlock(ウェンロック)とMandeville(マンデビル)という人形がそれで、鋼材製造時に溶鉱炉から飛び散った鉄片を素材にして作った鉄の人形である。
 鋼材は、ロンドン・オリンピック・スタジアム建造に使用されるもので、ジョージという名の溶鉱炉作業員が、定年退職最終日の労働を終えた際に、同僚たちに拍手で送り出されながら、床に散らばった鉄塊を2個拾い上げて、記念に家に持ち帰ったのである。
  (溶鉱炉、人物など、物語はイギリス北西部のBolton/ボルトンを舞台に設定したものだというWikipedia)
  過去記事を整理していて、その続編フィルムが2本現れていることに気付いた。どうやら、三部作にしたようだ。同時に、それ以外にも、「ロンドン2012」広報用の曲、歌、フイルムなどが続々と現れている。
 それをとりあげた。 
       2_3               (↑)鉄の人形は、虹の不思議な力によって、ミュータント、スーパーロボットに変身した)

[誕生]
 定年退職の感慨に気が高ぶり、悶々と寝つかれないジョージ。真夜中に、「そうだ」、と思い立ち、ベッドを抜け出して作業小屋に入る。鉄塊を溶接機で切断加工し、ハンマーでコツコツと叩いて仕上げる。事を察知した老妻がお茶を運んでくる・・・・・・朝、二体の人形ができあがっていた。
 孫二人が、ウェンロックとマンデビルを二階のベランダ手すりに置くと、遠く水平線に虹が立ち上がり、二人のところにやってきて、人形にぐるぐると巻き付いた。
 不思議な威力によって、二体の人形はロボットに変身した。

1_2 "Happy Retirement, George!"(定年退職おめでとう!)の祝福を受けて同僚に送り出されるジョージ。家では、孫二人と老妻がケーキを準備して待っていた。そこにも、"Happy Retirement!"の文字が。

2_2    「そうだ、あれを・・・・・・」、ベッドを抜け出して作業小屋に籠るジョージ。

3   事を察知した老妻がお茶を持ってくる。フーッ、完成だ! 朝、孫たちに作品を手渡す。孫は双子だ。

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  レインボー三部作、「虹の中から」、「虹の冒険」、「虹の救出」
  Rainbow Trilogy: Out of a Rainbow, Adventures on a Rainbow, Rainbow Rescue
  (三部作/Rainbow Trilogy」という呼称は、当ブログ主が勝手に付しているだけのものである)
■London 2012 Mascots Film 1 - 'Out of a Rainbow'
 虹の中から


■London 2012 Mascots Film 2 - 'Adventures on a Rainbow'
  虹の冒険

 (以下、Wikipediaから)
 ボルトン(Bolton)市内を鉄の梁を載せたローリー車が走っている。オリンピック・スタジアム建造のための最後の一本の梁を製鉄所からロンドンに運ぼうとしているのである。
 物語は、このように始まる。
 第一話で現れたこども二人が屋根裏部屋に上がり、家が作りだした虹を窓から眺めている。虹の上をマンデビルが移動している。マンデビルが、片方の子どもの携帯に文章メッセージを送る。

 マンデビルは、ストーク・マンデビル競技場(Stoke Mandeville)に現れ、英国代表車椅子ラグビー・チームの選手たちと会う。そして、Mandip Sehmi(画像)の膝に座って試合を見る。次いで、Ellie Simmonds(画像)がやっている水泳トレーニングに参加する。
 
 情景が替わり、ウェンロックとマンデビルの生みの親、ジョージ一家が画面に現れる。一家はサイクリングを楽しんでおり、Shanaze Reade(画像)に出会う。その後、BMX(バイシクル・モトクロス)をやってみせる。

 一方、そうこうしているうちに、梁を運んでいるローリー車はMuch Wenlock(画像)付近に差しかかった。ちょうど、ウェンロックが心の故郷に戻ってきており、ウェンロック・オリンピアン競技大会(Wenlock Olympian Games/画像)を見物しているところである。三段跳びのPhillips Idowu(画像)選手の跳躍を見ている。ウェンロックはその後110メートルハードル競技に参加する。第一ハードルを飛び越したが、選手の一人がハードルにひかかって転倒した。ウェンロックは、タイムを諦め、選手を助け起こす。

 次いで、ウェンロックは、ジョージ一家が泳ぎを楽しんでいる公営プールに移動する。跳躍台でTom Daley(画像)が飛び込もうとしている。ウェンロックも一緒に飛び込んだ。プールにいる全員が、うまくいったダイビングを目撃する。

 ビデオは、次のような語りで終わる。

"Wenlock and Mandeville are on their magical adventure. The twins will be looking out for them whenever they see a rainbow, and you can do the same! You'll see them again, we all will; the whole world will see them in London, in 2012."

ウェンロックとマンデビルは不思議な冒険を行っています。この双子の孫たちは、虹を見るたびに、二人の姿、ウェンロックとマンデビルの姿を探します。そして、みなさんも、同じことができるのです。
 みなさんは、二人の姿を、再び見ることになります。私たち全員が見ることになります。
 全世界の人々が、二人を見ます・・・・・・そう、2012年ロンドン大会で!


■London 2012 Mascots Film 3 - 'Rainbow Rescue'
  虹の救出

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 マスコット曲、On a Raibow(オンナ・レインボー)
On A Rainbow - Carrie Fletcher, Tom Fletcher & West Leigh Junior School Choir
 オン・ナ・レインボー(トム・フレッチャーと妹、キャリー・フレッチャー、ウェスト・リー・ジュニアスクール合唱隊)
   (YouTube投稿題名は"on a rainbow lyrics.wmv"である)



■McFly's Tom Fletcher and sister Carrie perform the official Olympic mascot song On A Rainbow! McFly(マックフライ)バンドのトム・フレッチャーと妹のキャリーが、公式オリンピック・マスコット曲「オン・ナ・レインボー」を唄う
   (生徒たちの前で唄う)



 
トム・フレッチャー(Tom Fletcher)とはこういう人物だそうだ。マックフライというポップ・ロック・バンドのスター奏者だ。ボーカル、ギター、ピアノをやるという。ポップ・ロック(pop rock)とはこういうもの
           →Wikipedia記事

Photo_3
   
 
そして、妹キャリー(Carrie)。
   テレビなどで活躍した女優で、歌を唄い、ピアノを弾き、サックスを吹くという。
かなりの数の曲を吹き込んでいるようだ。
            →参考ページ
  Photo_2
   若いころの写真だが、ナボコフ、ハンバートらの心をくすぐる雰囲気をもっているね、このCarrieさん。2012年10月生れだというから、この秋には20歳だ。

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 歌の歌詞/日本語訳を別稿として掲げている(2012.4.18記事)。併せてご覧いただきたい。 
作曲に際して作者トム・フレッチャーが意図した狙い、想い入れなどについても触れている。


   

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2010年4月18日 (日)

上海万博CMソング、日本人歌手曲のパクリだと、もっぱらの噂。それを聞いたとたんに思い出した。NHKお昼番組、「ふるさと一番」テーマ曲、限りなくパクリに近い。

2010.4.18
 この「ふるさと一番」テーマ曲は、アコースティック・ギターによるデュオ構成の曲だが、「パフ」という有名なフォークソング曲のパクリだと、当ブログ主はみている。「パクリ」とは、この記事においては、「『盗作』とはいわないまでも、『創作心』において堕落した作曲」という意味である。
 「パフ」とは"Puff the Magic Dragon"という曲で、Peter Paul & Mary (PPM)という「♀+♂+♂」構成のトリオが唄ったミリオンセラーだ(1963年前後)。
 「よくこんな盗作っぽい曲を、つぎはぎだらけの、できの悪い曲をテーマ曲として採用したな」、「公共放送の番組テーマにこんな曲を採用するなんて、パクリ疑惑を感じないのだろうか、ダメなディレクタだな、音楽的無知まるだしだな」と、番組を見るたびに感じてきた。番組は比較的よく見る。先行する12:00ニュースを必ず見る関係もあるし、番組自体は、いい内容であることが多いので。

   パクリだと疑う理由を述べておく。
 まず「パフ」だが4+4=8小節の[AB]、[AB']を延々と繰り返す曲である。この8小節、すなわち4小節+4小節だが、その曲想は、いわば前の4小節(A)が「呼びかけ」部、後の4小節(B)が「応答」部のような構成になっている。

 そこで、「ふるさと」テーマ曲に移ると、そのメインメロディとして、この「パフ」の「応答部」を借用しているのである。借用というよりも、いうならば、「この4小節が先に在りき」で、他の旋律は、頭から無理に絞りだしたような感じで、なんとかこの「Bメロディ」につなげようと苦労して、脈絡のない旋律を無理につぎはぎしてくっつけたという感じである。歌や楽器をやる者なら、瞬間的に肌で察知することだ。言い換えれば、この4小節がなければ、当ブログ主の感性からすれば、「即ゴミ箱行き」みたいな代物なのである。パクった4小節があっても、「つぎはぎ感」の強い、さえない曲でしかないのだがネ。

 まあ、オマージュだのサンプリングだのという概念もあるようだから、著作権侵害にあたる「盗作」とはいえないのであろうが(もっとも、原曲が著作権保護曲なのかどうか調査したわけではない)、実質的には、すなわち、「創作の心は」盗作だね。

 下記のNHK「ふるさと一番」webサイトに、作曲/演奏者と曲の紹介がある。事の性質上敢えて名前は記さないが、作曲者は、曲の出来栄えを自画自賛している。
http://www.nhk.or.jp/furusato/caster/index.html

 

同じように感じている人がいないかどうか、探していたら、いくつか掲示板投稿記事があった。そのうちの一つを掲げておく。当ブログ主の言いたいことを、ぴったりと代弁してくれている、しかも簡潔に、表現力に脱帽だ。

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  2007/06/21(木) 12:13:27
    NHKの昼のふるさと・・・、か何かのテーマ曲の一部が、PPMの「パフ」
    と同じメロ、よくあんなオリジナル性のないの作ったし、使ってるNHKの
    当
センスの無さ、たえられない!!!。ぱくりもぱくり、部品寄せ集めて組
    んだだけ
だ。

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公営放送倫理を自覚することが大切
 上海万博CMソング問題は国家が開催する事業に関係する事項だから事が大きくなっている。他方NHKも、国営放送ではないが、公営放送である。そのNHKの、自局制作番組、しかもその「目玉商品」ともいえる「お昼の『ふるさと一番』」の「テーマ曲」である。選曲に慎重に臨むべきであったろう。上で紹介しているwebサイトで見ればわかるように、そもそも、NHKそのものが著作権問題については非常にうるさい。その意味で、あえて苦言を呈した。
 なお、作曲者自体の問題としていうと、「Puff the Magic Dragonという曲を作曲者がまったく知らなかったこともありうる」、ということがある。ウーン、その場合には、「創作心において堕落」、「創作の心は盗作」ときめつけたことを詫びるしかないが、まあ、こういうジャンルの音楽活動をしているミュージシャンのようだから、「知らなかった」ことは、まず、あるまい。

◆パフ
 http://www.youtube.com/watch?v=Wik2uc69WbU

Ppm
◆ 上海万博テーマソング盗作疑惑
 http://www.youtube.com/watch?v=laIN1O3DrnE

Photo
「注記」
 2010.4.19、8:50、上記上海万博盗作疑惑に関するYouTube動画URLと画像を変更した。当初掲げていたものの埋込みコードが作動しないので対処しようとしたが、その動画をどこから引っ張ってきたのか分からなくなってしまったため。お粗末の一席。
 同、10:00、表現を少しいじった。


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2010年3月 3日 (水)

♪It's a long way to Tipperary、イッツ・ア・ロングウェイ・トゥ・ティペラリー。ある日、アイルランド人の男が、あの大ロンドンにやってきた。街の道路という道路が、なんと、すべて金で舗装されている。だから、人々が喜んでるのってなんのって・・・・・・。

2010.3.3
  昨日一昨日の記事で触れた
VANOC理事長John Furlongs氏は、ティペラリ(Tipperary)出身だという。
     VANOC=2010年オリンピック/パラリンピック、バンクー バー組織委員会
http://www.vancouver2010.com/more-2010-information/about-vanoc/organizing-committee/management-team/john-furlong/john-furlong_88274Zn.html

「あれ」と思い、「It's a long way to Tipperary」という曲を連想した。
 この曲は、いわゆる「トラッド
Jazz」と呼ばれる古いスタイルのジャズ演奏のなかで消化されて、その分野でほぼ「スタンダード」になっているのだが、その関係で思い浮かべたのである。

 YouTubeで検索し、どういう環境で唄われたのかということなど、いろいろ知識を得た。
 そこで、どんな曲か知ってもらうために、YouTubeから演奏をいくつか掲げる。
    (得た知識についての一環を2012.4.22記事で書いているので参照されたい)

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The Royal Irish Rangers perform "It's a long way to Tipperary".

Photo_3
西部戦線など、第一次大戦の様子をよく表わした画像のもの。

It's a Long Way to Tipperary ist ein Lied der Marschmusik, das am 31. Januar 1912 von Jack Judge geschrieben wurde.」というドイツ語解説で投稿されている。

 「西部戦線異状なし」(レマルク)という本をずっと昔に読んだ。引っ張り出そうとして本棚を探したが、どこかに紛れ込んで見つからなかった。確か、ブルー基調の表紙だったように記憶している。もう一度、ゆっくり探してみよう。
Photo_4

 

John McCormack - It's A Long Way To Tipperary

Longwaytotipperery

 

Red Russian Army Choir - It's a long way to Tipperary

http://www.youtube.com/watch?v=5QkXvDeDdlQ&feature=related


Das Boot(ダス・ボート)

 German u-boat crew singing the Tipperary song.(ドイツUボート乗組員、ティペラリーを唄う)


U

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 ジャズ演奏ものを探したが、数が少なく、できのよいものはなかった。残念だが、どういう感じの音楽になるのかということを示すために、なかで「まあまあ」のものを一つ挙げておく。

■Melody Room Jazz Band



 [Tipperary所在地] 

Tipperaryarea


Photo
Photo_2                                   (ココから)

◆◆◆◆◆◆◆◆

 [歌詞]              (Wikipediaから)
       It's a Long Way to Tipperary
 
  (words & melody) Jack Judge, 1912
                                        
(co-credited, but not co-written, by Henry James "Henry" Williams)

(Verse)
Up to mighty London came

An Irish man one day,

All the streets were paved with gold,

So everyone was gay!

Singing songs of Piccadilly,

Strand, and Leicester Square,

'Til Paddy got excited and

He shouted to them there:

(Chorus)

It's a long way to Tipperary,

It's a long way to go.

It's a long way to Tipperary

To the sweetest girl I know!
Goodbye Piccadilly,

Farewell Leicester Square! 

It's a long long way to Tipperary,

But my heart's right there.


(Verse)

Paddy wrote a letter

To his Irish Molly O',

Saying, "Should you not receive it,

Write and let me know!

If I make mistakes in "spelling",

Molly dear", said he,

"Remember it's the pen, that's bad,

Don't lay the blame on me".


(Chorus)

It's a long way to Tipperary,

It's a long way to go.

It's a long way to Tipperary

To the sweetest girl I know!

日本語訳→ 2012.4.22に、歌詞/日本語訳を独立記事として改めて載せたので、そこを見ていただきたい。

[更新] 2013.6.26
 YouTubeビデオや画像へのリンク方法を変えるなどの修正を施した。

 
 

 

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